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2007年7月21日 (土)

陵辱  5    「おい、」

「おい、   ハタ!       ハタベ!!   」

「えっ、、、。」

「馬鹿!      振り向くな!      俺だヨ!、、、、  木村だ!」


『五反田ぁ〜、五反田です。』


「ム!  ムラさん!          どうして、」

ガチャッ、シュ〜ン! ピィ〜!!!

『発車いたします!』


「馬鹿 喋んな!  窓の外 観たままの姿勢でいろ!イエスなら爪先で一回、ノーなら二回、合図しろ!分かったな? 」 

コン!

「何、尾っぽ付けてチョロチョロしてんだよ?」

「えっ!?」

「馬鹿!  声、出すなっつーの!」

コン!

「右後ろのドアのトコに2人、青田と熊沢、連結路に1人、吉田、隣の車両に2人、田中と芳賀。 計5人。 全員、公安の捜査官だぞ!!   オイ! !!   ハタ!    何、 しでかした?」

コン! コン !

「お前、まだ三田の所轄なんだろ、、、?  」


コン!


「去年の暮れの、麻布のガサ入れ! お前、合同捜査行ったろ?」


コン!

「あん時の、覚せい剤、、、、、 200Kg押収って、半端ねぇーよな、、、、、。   でも、本当は、250Kgだったらしいじゃん!!  お前、何か知ってんじゃねぇ〜の、、? 今の内に、手、組まねえか?  助けるぜ ! 色々!!」

「あのねぇ!ムラさん!!」

『えぇ〜、大崎ぃ〜! 大崎、です。  お出口ぃ〜! 右側です。』


「馬鹿!  冗談だよ! 冗談!   声、出すなっつーの!  相変わらずだな! お前! 俺が本社に配属になれたのも、お前のその実直さのお陰だ、感謝してるぞ。   ハタ!  でな! 公安の芳賀班と言やぁ〜、警視庁 内部犯罪捜査のプロだ、身内を疑う様なゲスな、イタチ野郎だゼ!   テロだの、国防だの、って熱くなってんのと違って、敵、味方、がハッキリしネェー、たちの悪い!  ドロドロしてる空気の、陰湿極まり無い修羅場を潜って来た奴達だ。汚ねぇ淀んだ空気で満ち溢れてるこの国は、どうやら 一からやり直さないと、その内、根っこから腐って倒れちまうんじゃねぇか?  とにかく、気を付けろよ!  奴ら、何を嗅ぎ回ってんのか知らねえけど、 本社でも、お前の名前は、回ってんぞ!   例の、 幼女殺人の件、何か出たのか?」


コン!コン!コン!


『品川ぁ〜、品川ぁ〜!』


「合図3回って、、、ナンダヨ !?」


「あ、、、、、、、、、、、!」


合図の主は、以外にもムラさんの後ろをピッタリ取っていた。

「さ! 降りましょうか、木村さん!」

「は、芳賀、、、、!」


五人に付き添われ、ムラさんは、仲のいいサラリーマンさながら、JR品川駅に歩み出た。

降り際に短く、その、芳賀と言う男は言った。

「公安特捜の芳賀です、尾行は、もうしません。  3ヶ月の資料で、ほぼ、あなたの内部調査は終わった。」

さ、3ヶ月も、、、。  
えええぇ〜〜〜!!
目まぐるしくめぐる、ここ3ヶ月間の行動、、、、、! あっけに取られてる暇も、取り繕う島も無い間髪で、羽賀は続けた。

「今回の君との合同捜査員、公安(うち)から一人、選ばせて貰ったんだ。もちろん、君ントコの署長(オヤジ)にも話、通してある。」

「田中だ!」

ポカンとしてる私の隣に、閉まりかけたドアを、すり抜ける様に入って来た、若い捜査官。

「よろしくお願いします!」

抜群の身体能力。  一瞬に悟った!  芳賀が、この娘を、私に預けた理由(わけ)。

私の隣にたたずむ彼女は、私より、10Cmは背の高い、 20代前半の、  ”まるで、銀座のホステスの様な貴賓” と ”オリンピック選手の様な均整のとれたプロポーション”の捜査官。

、、、、、、、、、、、、、、、、、。


私にあてがわれた。

公安の、良く出来た、監視ロボットだった。

「うっわーっ!! よろしく、お願いします!先輩!なんか!現場、行けるって!嬉しいっす!!!」

「名前は?」

「はい!田中です、 田中 美加子です!」

「ふうぅ、よかった、難しいミヨジじゃなくて。」

「はぁ? 何ですか?」

「い、いや、なんでもない」

一分の隙も無い、、、。  ふぅ〜、やれ、やれ。

『次はぁぁ〜っ! 田町ぃぃ〜〜! たぁ町ぃぃ〜〜!!』

声、違うし、、、、、、。 車掌が、品川で、乗り換えたんだぁ〜っ、、、    

って頭でぼんやり、、、。

あぁぁぁ!        難しいミヨジのヒトシ君       懐かしい、、、、、!!!!

ん!?

あれ!??


そういえば、へんかな??

『田町ぃ〜!! 田町ぃぃ〜〜! 都営三田線お乗り換え、階段下右、通路、ご利用下さい」

難しく無いミヨジの田中美加子捜査官は、まるで、私の娘の様に私の手を取り、楽しそうに駅に降りた。
「ねぇ!ここでしょ、ここでしょ!現場検証するの!! スッゴイんだよね!? だよね!例の!小さい娘がレイプされてた跡とかって、、、。 ねえ!刑事さん、アタシ、変な気持になってきちゃったかも。」

††


スナイパーが、俺の事を、狙ってる、、、。

4時と8時半の方角、 定石、、、。

電車。

ムラさん から の 最後の メッセージ!  どうやら、この国は、根っこから、やり直さねえと!

腐って、倒れちまうかも!!!!

††††††††††††††††††††††††††††††††††††

田中 美加子 だと!

笑わせんな!

、、、、、、、。

振り返った!

木村が、芳賀と立ってた ホーム。


 

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