陵辱 5 「おい、」
「おい、 ハタ! ハタベ!! 」
「えっ、、、。」
「馬鹿! 振り向くな! 俺だヨ!、、、、 木村だ!」
『五反田ぁ〜、五反田です。』
「ム! ムラさん! どうして、」
ガチャッ、シュ〜ン! ピィ〜!!!
『発車いたします!』
「馬鹿 喋んな! 窓の外 観たままの姿勢でいろ!イエスなら爪先で一回、ノーなら二回、合図しろ!分かったな? 」
コン!
「何、尾っぽ付けてチョロチョロしてんだよ?」
「えっ!?」
「馬鹿! 声、出すなっつーの!」
コン!
「右後ろのドアのトコに2人、青田と熊沢、連結路に1人、吉田、隣の車両に2人、田中と芳賀。 計5人。 全員、公安の捜査官だぞ!! オイ! !! ハタ! 何、 しでかした?」
コン! コン !
「お前、まだ三田の所轄なんだろ、、、? 」
コン!
「去年の暮れの、麻布のガサ入れ! お前、合同捜査行ったろ?」
コン!
「あん時の、覚せい剤、、、、、 200Kg押収って、半端ねぇーよな、、、、、。 でも、本当は、250Kgだったらしいじゃん!! お前、何か知ってんじゃねぇ〜の、、? 今の内に、手、組まねえか? 助けるぜ ! 色々!!」
「あのねぇ!ムラさん!!」
『えぇ〜、大崎ぃ〜! 大崎、です。 お出口ぃ〜! 右側です。』
「馬鹿! 冗談だよ! 冗談! 声、出すなっつーの! 相変わらずだな! お前! 俺が本社に配属になれたのも、お前のその実直さのお陰だ、感謝してるぞ。 ハタ! でな! 公安の芳賀班と言やぁ〜、警視庁 内部犯罪捜査のプロだ、身内を疑う様なゲスな、イタチ野郎だゼ! テロだの、国防だの、って熱くなってんのと違って、敵、味方、がハッキリしネェー、たちの悪い! ドロドロしてる空気の、陰湿極まり無い修羅場を潜って来た奴達だ。汚ねぇ淀んだ空気で満ち溢れてるこの国は、どうやら 一からやり直さないと、その内、根っこから腐って倒れちまうんじゃねぇか? とにかく、気を付けろよ! 奴ら、何を嗅ぎ回ってんのか知らねえけど、 本社でも、お前の名前は、回ってんぞ! 例の、 幼女殺人の件、何か出たのか?」
コン!コン!コン!
『品川ぁ〜、品川ぁ〜!』
「合図3回って、、、ナンダヨ !?」
「あ、、、、、、、、、、、!」
合図の主は、以外にもムラさんの後ろをピッタリ取っていた。
「さ! 降りましょうか、木村さん!」
「は、芳賀、、、、!」
五人に付き添われ、ムラさんは、仲のいいサラリーマンさながら、JR品川駅に歩み出た。
降り際に短く、その、芳賀と言う男は言った。
「公安特捜の芳賀です、尾行は、もうしません。 3ヶ月の資料で、ほぼ、あなたの内部調査は終わった。」
さ、3ヶ月も、、、。
えええぇ〜〜〜!!
目まぐるしくめぐる、ここ3ヶ月間の行動、、、、、! あっけに取られてる暇も、取り繕う島も無い間髪で、羽賀は続けた。
「今回の君との合同捜査員、公安(うち)から一人、選ばせて貰ったんだ。もちろん、君ントコの署長(オヤジ)にも話、通してある。」
「田中だ!」
ポカンとしてる私の隣に、閉まりかけたドアを、すり抜ける様に入って来た、若い捜査官。
「よろしくお願いします!」
抜群の身体能力。 一瞬に悟った! 芳賀が、この娘を、私に預けた理由(わけ)。
私の隣にたたずむ彼女は、私より、10Cmは背の高い、 20代前半の、 ”まるで、銀座のホステスの様な貴賓” と ”オリンピック選手の様な均整のとれたプロポーション”の捜査官。
、、、、、、、、、、、、、、、、、。
私にあてがわれた。
公安の、良く出来た、監視ロボットだった。
「うっわーっ!! よろしく、お願いします!先輩!なんか!現場、行けるって!嬉しいっす!!!」
「名前は?」
「はい!田中です、 田中 美加子です!」
「ふうぅ、よかった、難しいミヨジじゃなくて。」
「はぁ? 何ですか?」
「い、いや、なんでもない」
一分の隙も無い、、、。 ふぅ〜、やれ、やれ。
『次はぁぁ〜っ! 田町ぃぃ〜〜! たぁ町ぃぃ〜〜!!』
声、違うし、、、、、、。 車掌が、品川で、乗り換えたんだぁ〜っ、、、
って頭でぼんやり、、、。
あぁぁぁ! 難しいミヨジのヒトシ君 懐かしい、、、、、!!!!
ん!?
あれ!??
そういえば、へんかな??
『田町ぃ〜!! 田町ぃぃ〜〜! 都営三田線お乗り換え、階段下右、通路、ご利用下さい」
難しく無いミヨジの田中美加子捜査官は、まるで、私の娘の様に私の手を取り、楽しそうに駅に降りた。
「ねぇ!ここでしょ、ここでしょ!現場検証するの!! スッゴイんだよね!? だよね!例の!小さい娘がレイプされてた跡とかって、、、。 ねえ!刑事さん、アタシ、変な気持になってきちゃったかも。」
††
スナイパーが、俺の事を、狙ってる、、、。
4時と8時半の方角、 定石、、、。
電車。
ムラさん から の 最後の メッセージ! どうやら、この国は、根っこから、やり直さねえと!
腐って、倒れちまうかも!!!!
††††††††††††††††††††††††††††††††††††
田中 美加子 だと!
笑わせんな!
、、、、、、、。
振り返った!
木村が、芳賀と立ってた ホーム。
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